南米旅行記 その㉑
2012年 03月 23日
バスは今まで乗った中で一番小さく、
2階建てではないふつうのバス。
私の隣には、ボリビア人のおばちゃん。
伝統的なインディヘナの恰好をしたコロンとした可愛らしいおばちゃんでした。
夜が明け、順調にバスが進んでいると思い時計を見ると、すでに8時前。
予定ではもうウユニに着くかなぁ…という頃。
ですが景色を見る限り、全くもってウユニに到着する気配すらありません。
延々と続く道。
延々と続く同じような景色。
いったい私はどこにいるのでしょう?
と思っていると、少しずつお家のような建物が見え始め、小さな町(というか村)に到着。
「ここがウユニ???」
隣のおばちゃんが何やら言っていましたが、
スペイン語かケチュア語かで話ているので、全く理解できず。
後ろの席にいた欧米人に、「ウユニに着いたの?」 と聞くと、
「まだウユニじゃないみたいよ。
ドライバーが道を間違えたか何かで時間調整のために止まったみたい。」 との答え。
よくわからん。
とりあえず、バスを降りてみる。
ウユニに向かうバスには、日本人が沢山。
私が乗っていたバスを含め、3台のバスが同じようにここでストップ。
と、向かいにいたバスをフっと見ると、
ラパスのツアーで一緒だったカワイイ日本人夫婦が乗っていた!
手を振ると、バスから降りてきてくれ、「また会いましたねー」 と言いながら
またまた2人の柔らかい空気に癒された瞬間でした。
さて、約1時間ほど待ち
再びバスに乗り込んで、ウユニの町へと向かいました。
結局着いたのが、昼12:00過ぎ。
朝8時頃に着くと友達に伝えていたので、
きっとバス停まで迎えに来てくれていたと思いますが、
何があるかわからないのが、南米の旅。(南米だけとは限りませんが)
でも大丈夫。
私が旅立つ前から、ウユニでの待ち合わせ場所はきちんと決めていました。
ホテルAVENIDAへと向かいます。
部屋番号を事前にメールしておいてくれた友達。
ホテルに着き、フロントのおじさんに友達が先に宿泊していて、
彼女と一緒の部屋に泊まりたい、ということを伝えました。
が、このおじさん英語が話せないので
私はつたないスペイン語(ほとんど単語を並べたのみ。そしてたまに英語が混じる)で
必死に説明。
しかし、おじさんにはあまり理解してもらえず。
こうなったら、まずは友達を探さねばと思い、
新たにメールが来ていないかネットカフェへチェックしに行きました。
すると、部屋の鍵をフロントに預けてくれているとのこと。
もう一度、おじさんにこのことを伝えるべくフロントへ乗り込みました。
「mi amiga, left a room key here for me, 32」 って
スペイン語mi amiga のみ(笑)
でもなぜだか伝わったようで、おじさんの後ろに鍵を発見し、鍵をゲット!
これでやっと重い荷物を降ろし、落ち着ける…と一安心。
部屋に入り、荷物を降ろして、友達を探しに行こうと部屋を出たちょうどその時、
友達が外から帰ってきたところで、やっと再会!!!
「やっと会えたね~」 と再会を喜び、
久しぶりなのにいつも普通で、とりあえずランチをしに行くことに。
彼女は以前、世界一周をしていて
もちろん南米にも来たことがあるのだけど、
今回は前回行かなかったブラジルと、そして雨季のウユニ塩湖を見に再び南米にやってきたのでした。
ウユニの乾季を体験済みの彼女ですが、
今回初の雨季で以前と全く同じルートでアルゼンチンからボリビア入りしたにも関わらず、
その道のりは乾季とは違い、命の危機を感じるような壮絶なものだったようです。
雨季のウユニ塩湖は確かに、美しい。
でもそれとは引き換えに、移動はかなり厳しいです。
しかし去年か今年から、ラパス~ウユニ間で飛行機が飛ぶようになり、
空路での移動も可能になったのだとか。
私は陸路しか知りませんが、雨季に来るなら空路の方が安全で快適だと思います。
さてさて、ランチをしながらお互いの旅話、そして恋話などをして、
町をプラプラしながら、さらに話をして…。
話は尽きないものです。
明日はいよいよ、ウユニ塩湖へ。
1泊2日のツアーに参加します。
塩湖の上に唯一あるホテル “Playa Blanca” に一泊します。
夕日や星空、朝日が見えることを期待して。
ついに長年夢見たウユニ塩湖へ行ってきます!