人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心を自由に…!

ここ最近、私の身近で
人と人との間での気持ちのすれ違いを目の当たりにすることがあり、
それに対して、残念な気持ちが私の心の中を少しかき乱していました。

しかし、誰でもが誰に対しても穏やかでいられるとは限らず、
怒りの感情や羨む気持ちを人に対して抱くのはよくあること。

決して100%相手のせいなのではなく、
必ず自分にも原因があるのは確かです。

それは、目で見てわかるものではなくて自分の心の中にあるもの。

いかに早くそのことに気づけるか。
これが人とうまく付き合うため、仲直りするためのキーポイントだと思います。


こんな中、疲れた私の心を癒してくれるのが、
ダライ・ラマ14世の “ゆるす言葉” です。
(ブログ左下のライフログにも載せています)




人類、さらにはすべての生きとし生けるもの―人間も動物も―には、
幸福を求め平和に暮らす権利があります。
これとは反対に、他人に痛みや苦しみを与える権利を持つ者など一人もいません。

ゆるしの気持ちを身につければ、その記憶にまつわる負の感情だけを
心から手放すことができるのです。
ゆるしとは、「相手を無罪放免にする手段」ではなく、
「自分を自由にする手段」です。

思いやりの心は人生で成功する究極の源です。
利己的な考え方は他者を害するだけでなく、
まさに自分が望んでいる幸福を阻害します。

ほんとうの意味の思いやりは、まず自分自身に向けられるべきものだと思います。
まず自分自身に思いやりを持ち、それを周りの多くの人たちに向けて広げていくのです。
つまり、自分自身を嫌い、嫌悪しているような人は、
他者を思いやることなど不可能なことだからです。


今の自分の幸福があるのは、すべて他人の勤勉な努力のおかげです。
自分の周囲を見まわして、住んでいる家も、働いている建物も、使っている道路も、
着ている服も、食べている食べ物も、すべてが他人が提供してくれたものであることを
認識しなくてはなりません。
見知らぬ無数の人々の親切がなかったら、これらのどれ一つも存在せず、
享受することも利用することもできないのです。


暴力は人間が根源的に求める自由への願望を押さえつけることは決してできません。

非暴力は、問題に無関心でいるということではありません。
逆にしっかりと関わることが重要です。

正しい理由がある人は、一つ一つ例を挙げて話し合いますが、
まともな支持のない人は直ぐに怒りに身を任せてしまいます。
つまり、怒りは力ではなく、弱さのしるしなのです

寛容や忍耐を弱さのしるしだと考えてはいけません。
私はそれを強さのしるしだと考えています。


本当の幸福は、自分自身や親しい人々という
限られた対象の幸せを気遣うことからもたらされるのではなく、
全ての生きとし生けるものに対する愛と慈悲の心を育むことから生まれてくるのです


私たちは自分の苦しみの多くを自分の手で作っています。

自分の欠点に一つでも気づくことは、
他人の百個の欠点に気づくことより、ずっと有益なことです。

怒りや憎しみでは、痛々しい状況や問題を解決することはできません
それらを解決できるのは、
思いやりと真の優しさによる癒しだけなのです。




いくつか抜粋して載せましたが、まだまだ素晴らしい言葉が
素晴らしい写真と共に書かれています。

普段は当たり前でわかっていることもあるけれど、
当たり前だからこそ忘れてしまっていることも沢山あるはず。

私たちが幸せに生きるための心得を説いてくれているダライ・ラマ14世の言葉。


よかったら、読んでみてくださいね。

良い一日をー!
by naomusic | 2012-07-19 09:14 | 日常のアレコレ | Comments(0)

奈良からフランス南東部の片田舎に嫁いだ元ヨガ講師。いつでもどこでも自然を、そして人を愛する中年女子の日々の諸々を綴ったブログです。


by naomusic
カレンダー