リスペクト
2013年 06月 18日
すると突然ジョスが庭に行き、何かを手に持ってきました。
それは何かと言うと…
ちっちゃな鳥の巣。
もう雛も巣立った後の巣。
外にはどこかから見つけてきた細いプラスチックも混じり、
中はフェルトのようにフカフカ温かい構造に。
一つ一つのパーツを一所懸命運び、立派な巣を作った鳥を
すごく尊敬した瞬間でした。
そしてそんな私と同じように動物に対して尊敬の念を抱くジョスで
よかったと思えました。
実は先週始めに大きなケンカをした私たち。
良く言えば我慢強い私。
相手の言うことに対してすぐ反論はせず、相手を観察し
タイミングを見て意見を述べる傾向があります。
これはもしかしたら日本人特有の性質なのかもしれません。
それに対し、思ったことをすぐに言葉に出すジョス。
かといって、完全に空気が読めないのではなく、
私が気分が良くなかったり、ネガティブな雰囲気だと
それを察知していることが多々あります。
ケンカの原因はというと、先々週末に私がジョスの態度について
嫌だったことを我慢できずにポロッと口に出したことからはじまりました。
ジョスにとっては、その時思ったことはその時に言って欲しかったということ。
(でも、お酒も入っていて話す勢いが強すぎて、
とても言い返せる状態ではなかったんですが)
でも、そうだよな~と、思ったことをすぐに口に出せない自分のことを
もう一度見直すきっかけとなりました。
フランスで生きていくには、はっきりと自分の思っていることを
相手に伝えていかなくてはいけないことに気づかされました。
とは言っても、日本人としての自分らしさは揺るぎなく、
大切にしたいと思うのです。
日が経つにつれ、文化の違いをひしひしと感じます。